Quick Homepage Maker is easy, simple, pretty Website Building System

My Blog/2012-08-04

Top / My Blog / 2012-08-04

Tag: 感覚人間(Sense human)の光と影~  8/4Select song by A Man I’ll Never Be /Boston

感覚人間(Sense human)の光と影~A Man I’ll Never Be

auto_zAyr8t.jpg

London Olympic真っ只中ですね。地球規模での高温注意報が発令されている中ここ日本でも湯気の出るようなアスファルト輻射熱に覆われた暑い夏に眠気の中を漂いながらも熱い声援が連日繰り広げられています。
イギリスはケッペン気候帯に属し日本よりは比較的すごしやすい気温なのかな?年間平均気温10℃だというこの国は曇り空やにわか雨が多いイメージなのですね。よくイギリスは1日に四季があるという位に朝・昼・晩の気候差があるようです。

auto_LwrJRT.jpg 画像の説明
Olympicの方は日本選手団、頑張ってはいるのですが結果がついてこない状態で苦戦しています。特に今回の柔道は良くないですね。先ほど柔道は全階級が終了しました。
日本選手は皆、世界に通用する技量や経験は持ち合わせているのですがやはりOlympicという場所は特別なのでしょう。
“心の在り方、心に隙間が生じそこにゼウスの神の領域でオリンピアの魔物が入り込んで選手自身の感覚が乱れを生じたように思います。

審判問題や判定方法など色々疑問視されるところが多々ある柔道競技ですが、“心・技・体”を理念とする彼らは言い訳などしません。ルール改正や審判問題で”柔道“が”柔道“でなくなり綺麗な1本勝ちなど殆ど見られない現状でも「どんな状況下でも勝てなければ意味がない」という志の日本選手達にはこれから先は更にこだわったひたすら決める1本を目指してもらいたい。

それにしても多くの人も感じていらっしゃるでしょうが、審判の判定方式はもう少しどうにかならないものかと思う。海老沼選手の対韓国選手の試合の旗判定の覆りや中村美里選手等多くの選手にあった技あり→有効のポイント降格等、指導発動基準のあいまいさなど考えてしまう内容事項はとても多い。
ビデオハンターであるジュリーとか呼ばれる審判委員の権限が強い事も疑問視せざるを得ない。近距離の肉眼で見て判定している主審、副審の存在意義っていったい何なのか?!!
私が主審なら腹たててジュリーに文句言うか辞めているでしょう。

2000年あたりから国際的なルール改正で日本古来の柔道ではなくなり、綺麗な1本勝ちも本当に少なくなり見ていても面白みのない競技になっていたのに更に拍車を掛けるように柔道本来の理念を疑問視するような審判・採点制度では、不満も言わずに行っている選手も不本意だろうし、観ている方も本来の柔道の真意など何処にも感じない。

誰かも同じ事を言っていたが、柔道はもはや格闘競技ではなく加点の基準のあいまいな点を争う“採点競技”と化してしまったように感じる。期待を込めて何とか、見ていて楽しく感動が込み上げる爽快感のある“柔道”に進化しながら本来の姿を描けるようになって欲しいものだ。

VTR判定、確かに際どい瞬時の動作を判定するのには有効だと思うし大いに活用されるべきだ。しかし心から放たれた刹那での電光石化の技は肉眼で判断された方が統合して正しい場合もあるし万人の眼にも美しく、正当に映る場合があることを忘れてはならない。

日本人の中で金を獲った2人のアスリートに共通点を私なりに見出してみた。2人とも人並み外れた“感覚”の持ち主であることである。
普段から“感覚人間”(センス・ヒューマン)を自称している私にとっては非常に嬉しい事でもあります。

auto_l3vDsL.jpg

体操個人総合の金メダリストである内村航平選手は卓越した“空中感覚”を身につけているらしい。空中感覚とは、空中での景色はよく見えないが、自分の身体の動き、軸のブレや速さを微調整できる感覚なのだそうだ。聴いただけで超人的ですね。鍛錬すればある程度見に付くものなのかも知れませんがやはり天性のものが基本なのでしょう。

auto_Bl7llw.jpg

もう1人は女子柔道57kg級金メダリスト松本薫選手。彼女は自分の柔道を自称“感覚柔道”と令名し、人間本来の野生的感覚で戦う術師。対戦相手の研究もしないし自分がどう戦うかの戦略も立てない。野生味溢れる自然体である。自分の動きが変則的であれば、相手に動きを読まれる事もなく上手くいけば自分のペースで試合運びが可能であり今のルールでは勝機は非常に増える。
これはビジネス的にも有効な手法であり古典的であり斬新でもある。

このように“感覚”を武器としたスタイルの人間は五感や人が感じとる心の動きが生命線となる。きっと普段からの心の在り方も鍛錬のひとつなのだろう。
試合中は鬼の形相の彼女だが普段は非常に気配りや思いやりのある優しい女性のようだ。

今回結果を出せなかった選手達も折れない柔軟性のある心の“感覚”を更に磨き次の目標に向けて頑張って欲しい。人間、一生懸命やっていてもどん底に叩きつけられる事だってある。今日ご紹介する詩は、そんな時も弱音吐きながらも自分の心を強く、高い位置にもって行かなければと内省的に自分を見つめる詩です。愛の詩だけど捉える人により対象は夢としても捉えられる感情です。エールを込めて今夜はこの詩をお届けしましょう。

もうこれ以上強くなれない、もうこれ以上高く昇りつめることも無理だ、
訳もなく零れ落ちる涙 耐えることは苦痛になり
心は決して満たされる事もない
アスリートに限らずどん底に叩きつけられた人間が感じるEmotionです。

雨上がりの虹の架かるどこまでもピュアな青空。
果てしなく、止め処ない地平線に浮かぶ吸い込まれそうな位に吹っ切れたオレンジ色の夕陽。
涙や苦悩の後には笑顔や幸せが来ると信じて頑張っていく気持ちをいつも持っていたいものです。

1978年アメリカのBOSTONというグループの2nd Album “Don’t Look back”よりA Man I’ll Never Be という詩です。Tom Sholzの内省的でリアル且つエモーショナルな歌詞は感性を揺さぶられます。

Bostonの代名詞の伸びのあるVocal& Chorus ,印象派のギターリフレインは決して機械的でなくエモーショナルな人間の感情、感覚というものを感じさせてくれて感動的です。
Album クレジットにシンセサイザーもコンピューターも一切使用していません。との言葉は嘘ではなく心に響きます。

A Man I’ll Never Be

Written by Tom Sholz

If I said what's on my mind
You'd turn and walk away
Disappearing way back in your dreams
It's so hard to be unkind
So easy just to say
That everything is just the way it seems
You look up at me
And somewhere in your mind you see
A man I'll never be
If only I could find a way
I'd feel like I'm the man you believe I am
And it gets harder every day for me
To hide behind this dream you see
A man I'll never be
I can't get any stronger
I can't climb any higher
You'll never know just how hard I've tried
Cry a little longer
And hold a little tighter
Emotions can't be satisfied
You look up at me
And somewhere in your mind you see
A man I'll never be
If only I could find a way
I'd feel like I'm the man you believe I am
And it gets harder every day for me
To hide behind this dream you see
A man I'll never be
Can't get any stronger
And I can't climb any higher
You'll never know just how hard I've tried
Cry a little longer
And hold a little tighter
Emotions can't be satisfied
You look up at me
And somewhere in your mind you still see
A man I'll never be
If only I could find a way
I'd feel like I'm the man you believe I am
And it gets harder every day for me
I can't keep hidin' this feeling

A Man I’ll Never Be

訳 詩 yasushi haruno

もし本心を言ったのなら
君はそっぽを向いて立ち去って行く
”理想“という名の心の闇に消えてゆく

“冷たいふり”で接するのってけっこう辛いんだ
すべてが見ての通りに事が進んだら
どんなに楽かと 言うのは簡単だけどね

君が僕を見つめて
心の片隅で僕に重ねて見る姿は
成れもしない理想の人間(男)

方法さえ見つかれば
君が想い描くような(人間)男になれると思うけど
何も見出せない僕は 日々追い込まれてゆく
君の見る夢の影に隠れているのは
紛れもなく それが出来ない僕自身だろう

もう、もうこれ以上強くなんかなれない
もうこれ以上高く昇りつめる事もできない
僕がどれだけ必死で努力してるかなんて 知る由もないだろうな
知らぬ間に泣くことが少しずつ長く
そして耐える事は辛く思え
感性を上手くコントロールできず 心は満たされない

ただ方法さえ見つかれば
君が理想とする人間になれると思うけど
今の僕は日々追い込まれてゆく
君の夢の影に隠れているのは・・・

もう、もうこれ以上強くなんかなれない
もうこれ以上高く昇りつめる事もできない
僕がどれだけ必死で努力してるかなんて 知る由もないだろう
訳もなく流れ落ちる涙
そして耐える事は苦痛になってゆく
心は満たされる事などない

君が僕を見つめて
心の片隅で僕に重ねて見る姿は
成れもしない理想の人間(男)

でも方法さえ見つかれば
想い描く人間になれると思うんだ
ただ、日々現実は過ぎてゆく
この気持ちを隠さずにもち続けることができるかな

こちらオリジナル音源↓youtubeの映像もW.G.Mが製作して綺麗です。

http://www.youtube.com/watch?v=kvO8kW_Ee00&feature=related

★Blog More~他にも政治・音楽・社会問題織り交ぜた過去の記事はこちらを↓

http://harunoltd.com/index.php?My%20Blog

★ある人の薦めでブログランキングに5/6より参加しました。下記をクリック頂ければポイントが入り一人でも多くの方の眼に長く触れることができ私の励みになりますのでよろしくお願いします。変なサイトへ飛ぶのではありません。。 サイトでのblogタイトルはMy MonologingDialog 心の詩です。

画像の説明



コメント

  • オリンピック。そうですね~今回の柔道は考えさせられること多い。かなり課題が残った大会になったようですね。その中でもひたすら勝ちを取らなければならない選手は酷ですね。スポーツって最後は感覚の研ぎ澄まされた心の勝負になる世界でもあるのでしょう。Bostonの詩はとても心に沁みる良い詩です。yasushiさんの成りきった訳詩も素晴らしいです。

    理想の自分の姿になんかなれっこない~理想の影に隠れているのは男の人から見た愛や夢がそこにはあるのですね。 -- yu 2012-08-04 (土) 01:06:40
  • いいコメントですね。今なでしこやってますよ。1点リードです。確かに柔道は格闘技なのか?と思います。日本古来の心・技・体を重んじる世界は世界標準に合わす競技じゃないと思うのですが、そうしなければオリンピック競技として認められないというジレンマがあり日本柔道連盟も苦渋の気持ちで対処してるのでしょう。
    でもありえない姿になってお客の感動もとれないなら考えるべきだな~。
    想い描いた理想の自分にはなかなかなれないですよね~
    A man I'll never Be -- kouji 2012-08-04 (土) 01:45:01
  • 寝不足の長い夜が続いています。確かに柔道の判定はあいまいですね。こういうスポーツはVTR判定は際どい時だけ採用がよいと思うな。いつもかつもVTRが正しい。という方程式は成り立たない。だいたいルール変更でつまらない競技になってしまった。
    指導 が多すぎる。あんなものの累積で勝ち負けあらそうのはね~つまらないよ。
    詩の方は男の心情を詠みきったいい詩だ!! -- ムシャノコウジ 2012-08-04 (土) 02:17:57
  • Bostonの2ndからの選曲ですね。Tom Sholzの才能や印象的なギターも良いのですが、Brad Delpという名Vocalist を忘れてはいけません。伸びのある彼の声は宇宙の果てまで届くBostonのイメージのひとつです。彼は残念ながら2007年に亡くなってしまいました。 youtubeの映像いいね~~ -- main man 2012-08-04 (土) 02:29:20
  • 爽快感あるバラードで好きだった詩です。歌詞の内容はあまり知らないで聴いていたのですが、すごいいい歌詞の詩なんですね~感激です。yasushiさんの訳みて鳥肌が立ちました。 感覚を支配するものが勝負を制するですね! -- 縄文原人 2012-08-04 (土) 02:41:44
  • いい詩出したね~~~この詩大好き!!ボストンの曲は何故か何回聴いても飽きない音作りの工夫がされている。さすがマサチューセッツ工科大卒ですね。
    感覚を磨けば理想の男になれるかな~ -- ホットチョコレート 2012-08-04 (土) 02:48:42
  • 自分の中の理想の自分との戦いには並外れた感覚を屈指する必要がある。なかなかできたコメントです。すばらしい。 -- トロイメロイ 2012-08-04 (土) 09:47:19
  • いいね~~いい歌。オリンピックにほん選手がんばれ!! -- ももこ 2012-08-04 (土) 10:54:38
  • 一流アスリートも最後は心の勝負なんだろうな~。それも鍛錬のひとつなんだろうけど。確かに柔道は最近おもしろくないね。お家芸の”柔道”とはかけ離れてしまって発生した派生の競技のようだ。
    福見、中村には金とらせたかったな~。 -- ボンバー 2012-08-04 (土) 11:45:24
  • すばらしい!!です。感動的!!詩も訳もコメントも音も映像も。 -- サスケ 2012-08-04 (土) 17:36:27
  • 泣かせるな~yasushiはん!ええうた出してきて!!人生生き抜くのがへたなわてらにはいつも感じとる感情やが、胸が熱うなるええ詩や。Boston宇宙船も長い間色褪せんと飛び続けよるわい。

    いつももうあかん、もうあかんて弱音ばっかりはいてまんがな。そやけどどうにか生きとる。方法のひとつをあげると。開き直りや。よし、わかったほな自分はこれで行こう!そんな自分の中での決め事が必要なんや。

    日本のアスリートよ、今日から陸上もはじまりましたが、がんばりや。応援しとるで。
    落ち込んだらこの詩聴きいいな!! 

    yasushiはんすばらしい仕事や! ありがとう!! -- こうたろう 2012-08-04 (土) 21:14:19
  • 人間としての限界に挑戦する。アスリートはそれを象徴している存在といえる。皆心では弱音を吐きながら頑張っている。心もようをあらわにしたすばらしい詩だ。
    バトミントンはいい試合をして銀をとった。卓球もがんばっていい色のメダルをとって欲しいね。サッカーは男女ダブルでいけそうかもね。

    -- 応仁のLAN 2012-08-05 (日) 01:17:04
  • いいうただ! -- syoumyouji 2012-08-05 (日) 14:56:12
  • またまた、感動的なお詩を!すばらしいの一言です。youtubeの映像も綺麗ですね~
    男の人の感覚で描かれた詩みたいですけど男女共通年代関係なしに感じる感情をうまく表し手居ると思います。

    感覚人間ね~確かに。yasushiさんが常々おっしゃってますね。感覚、五感、心象現象
    最後はここの部分が勝敗をわけるのですね。 -- れい 2012-08-05 (日) 21:48:19
  • Boston宇宙船35年間宇宙遊泳してる感じだな。まったく色あせない音と詩。非常にリアルに上手い表現で訳すブログ小屋の主も流石。
    今日、そういえばアメリカは火星探査機が着陸するらしいがどうなったんだろう。
    もう二度と出てこないようなグループが70年代にはわんさかいた。その中のひとつである。vocalistはなかなかいない上手く味があり存在感があった。亡くなったようなのでご冥福をお祈りする。

    オリンピックは今回は球技がまあまあいい成績だよね。 -- ソドム 2012-08-06 (月) 16:49:43
  • 勇気ズけられました。とても素晴らしい詩・訳です。感謝!! -- Rain 2012-08-07 (火) 21:44:52
  • いい詩だな~。日本語のように聞いてすぐ入り込んだら鳥肌ものですね。訳もすばらしい。 -- マティス 2012-08-08 (水) 18:29:36
  • ほんとにこの人の訳は変幻自在、CDやレコードについているぼんくら訳詩や訳詩サイトに掲載されているものより遥かに優れている。ものすごくイマジネーションを感じて原詩が生き生きと際立って見える。ここの過去の作品群もとてもいいですね。すばらしい才能ではないかな。Great!! -- ビッグベン 2012-08-09 (木) 15:10:14
  • いいですね~。座布団3枚!! -- ジョンまんじろう 2012-08-10 (金) 10:33:14

認証コード(5315)

powered by Quick Homepage Maker 4.81
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional